文藝春秋に掲載されている村上春樹の「独立器官」を会社帰りの電車の中で読みました。
また一回読んだだけなので、物語は深く読めておりませんが、こういう文書をかけるのが「小説家」なんだなと感覚的ではありますが、感じました。
淡々と進んでいくのですが、何か「無駄なものがない」「研ぎ澄まされた」感じがし、それでいて、何か心に響く。その何かがうまく言えないのですが、そんな感覚になりました。
村上春樹さんがよく使う音楽の比喩だと、
クリスチャンツィメルマンが弾くベートーベンピアノソナタ32番のような感じとでも言いましょうか。
ホールの残響のようなものが頭の響く。そんな物語でした。
時間をおいてまた読んでみます。
ではでは。