今日の読売新聞の文化欄に「主婦の友」に見る女性の位置づけという記事があった。「主婦の友」の記事から、その時代毎の女性の仕事と家事育児の考え方の変遷についてまとめたものだ。大雑把にまとめると以下の内容だ。
1950年代半ばまで
・女性に外で働くことを推奨(男性人口不足、朝鮮戦争ごく樹)
・家事もこなしその上で働く
・保育所不足等社会の受け皿は不足
1950年代半ば以降
・働く女性関連よりも、家事育児の記事が圧倒的
・結婚を期に退職し、主婦として家事育児をを担当
1990年代半ば以降
・時短料理、片付け、節約法などの記事が圧倒的
・不況下で、働きながら家事労働をこなすためそういう記事が増えた
これを読むと、「女性が主婦」というのは別に昔からそうだった訳ではなく、その時代の要請により、変わってきたということが分かる。むしろ1955年代以降の人口ボーナス期の方が特殊だったのかもしれない。
今は、人口減・働き手減の時代。良いとか悪いとかでなく、時代の要請として、共働きがどんどん増えていくことだろう。そのとき家事育児はどうなるのか。女性に押し付けていたのでは、共働きが増えないので、時代の要請としてそうはならずに、男も定時に帰り、一緒に家事育児をするのが主流になってくるのではないかと想像。案外すぐにそういう時代が来ると想定している私は、時代を先取りしているつもりで定時に帰り、家事育児をするのだった。