この本を読んでみた。
全部同意というわけではないが、「そうだよなあ」と思ったところがある。
それはおおざっぱにまとめると、
『労働とは自分で「考えて」自分で「実行」するもの』で、それがやりがいや喜びになるのだが、効率を追求する「マネジメント」「分業」により「考える」と「実行」が分断することで、働く楽しさがなくなっている。
というところ。単なるサラリーマンの自分には思い当たる節ばかり。だから、単なる会社務めはつまらないのだなと。
で、息子君たちに、これからは単なるサラリーマンになって欲しくないといつも思っていたのが、単純に言えば、そういうことだったのだと頭の整理が出来た。
もちろん、会社勤めでも、自分で「考える」「実行」が出来ればよいが、なかなかそういう環境とはならないというのが、私のサラリーマン生活20年超の感想。
息子君達が働くのは、まだまだ先のことではあるが、楽しく働いて、楽しく暮らせるようになって欲しいなあと思う。この本を読めるような年代になったら、ぜひ読んで考えて欲しいな。じゃあどうすれば良いのか、答えは難しいが、それを自分で「考え」て自分で「実行」するのが楽しみとなるのではないかな。