毎朝、相変わらず息子君を保育園に送っている。相変わらず出発間際になっても「遊びたい」だの「お家にいるの。ととばいばい。ととお仕事」等だの、ひと悶着してから出発している。道中も進んだと思ったら、元に戻り、道路脇の側溝の上をあるいたり、走ったり止まったりを繰り返したり。要はえらく時間がかかっているってこと。
でも、この子どもの道草は、子供にとって大切なことだと何かの本で読んだ。大人にとって取るに足らないことでも、子供にとっては成長の大切なひとつの過程だ。そう思い、すいすいと自転車で保育園に行くことはせずに、あえて歩いて(時には抱っこで)保育園に向かっている。
冬になり私が感傷的になっているのか、道中あちこち寄り道をする息子を見ながら、最近は毎日この息子との日々もいつかは無くなってしまうのかと思い、しんみりして、立ち止まってしてしまうことが多々ある。息子君はそんな私の顔を見て、「ととー。かけっこしようよー。こっちだよー。」と私の手を引いてくる。すぐに我に返り、「飛行機だぞー。」と息子を抱きかかえる。「ひゃー。」と笑顔の息子君。この瞬間この空間をそのまま保存できればなあと真剣に思った。
決定版 冷凍・保存使いこなし事典 (主婦の友ベストBOOKS)
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