ファミリー日記 〜父親から見た男の子2人子育て〜

仲良し男兄弟二人は日々大騒ぎ。

「結婚は良いもんだ」長老の進めに40過ぎの独身男は「自由気ままな今が楽しい。」 一人もんが楽しく暮らせる東京

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先日、とある地元の会合に出席した時、長老のじいちゃん・ばあちゃんたちが40代後半独身男性(以下「40独男」)に対して、

  • 早く結婚した方がいい
  • 誰かいないのか。紹介してくれる人いないの
  • 子供はかわいいよ

等々、色々責めたてていた。40独男は「うーん。」等煮え切らない答え。そこで長老たちはほこ先を私に替え「息子はかわいいでしょ」などなど、私から結婚・子供はいいもんだという話を引き出そうとしてきた。

(私)

  • そりゃあ滅茶苦茶にかわいいです。

(40独男)

  • でも結婚し子供も出来ると自由がなくなるので、結婚する気が全く起きないのです。

(長老)

  • でも良いことも沢山あるんだよ。

(私)

  • まあ毎日楽しいです。妻と過ごすのも楽しいし、息子がいて更に楽しいです。ただ、自由は全く無くなりました。まあそれが嫌という訳ではないですけど。

40独男)

  • 今一人で何の不自由もしていない。料理も洗濯も自分で出来るし、一人自由に気ままに暮らしており、今が楽しい。何も悪いところがない。結婚する理由がないんだよなあ。国には何も貢献していないので申し訳ないが、同じような理由で結婚しない人も多いと思う。

と、長老と40独男の話は平行線のまま、次の話題へと移った。

 

このやり取りを聴きながら、正直、私もたまたま結婚出来、有難いことに子供も出来たけど、そのまま結婚しなかったら、気ままな生活を送り、同じような感想を持っていただろうなと思った。

 

東京、特に都心部に住んでいたら、美術、音楽、スポーツや美味しい食べ物屋、飲み屋、バー等、楽し気なものは何でも近くにある。酔っぱらってもタクシーはそこかしこに走っていて、何時でも飲んでいられる。私も目黒や世田谷に一人暮らしをしていた時期があるので良く分かる。だいたい↓のような感じ。

残業して21時とか22時過ぎる→馴染みの飲みやとかバーとかに行く→馴染みの客やマスターとどうでもよい話をする→気ままな時間を満喫し酔っぱらう→24時過ぎとかに帰る→ニュースとか見ながらボーとして適当にねる→朝起きて仕事に行く

稼ぎが全部自分のものであるし、こんな感じで寂しくならないように日々楽しく暮らすことはいくらでも出来る。で、毎日適当に楽しいなと思って過ごしていると、あっという間に30代前半→後半→40代となる。

 

一方、特に東京都心部は、子供が思いっきり遊べるところも少ない。電車はすし詰め。道路は狭い。等々、基本的に大人のニーズに対応した大人仕様の街となっているので、子供を育てるのに良いとは言えない。人口が集積する東京であるが、特に都心は独身者は楽しいが子供は育てにくい街のように思える。これでは人口が増える訳ないなあと長老と40独男の会話を聴きながら思った。

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