相変わらず「じじ」こと私の父親は週2回ペースで電車で1時間半くらいの地から来てくれて子供の面倒を見てくれる。ただし、面倒を見る対象は主に次男君だ。なぜかというと、生まれながらの殿様である長男君が妻を独占してしまうからだ。
妻は両者平等に接しようとは思っているものの、「殿の癇癪」という必殺技をくりだす長男君の気をおさめるための時間がかなりかかるため、どうしても次男君は後回しとなる。まあ、保育園を始め外では分別のある長男君は、家でお殿様になることで気持ちのバランスをとっている節もあるので、それを受け止めてあげなければならないということで、保育園から長男が帰ってきた後の時間は、長男君のためにつかうという感じになる。
そこで活躍するのが「じじ」だ。長男君が「じじ嫌い。」とかいうものだから、必然的に、じじは次男君とマンツーマンで遊ぶことになる。そんな生活を8〜9ヶ月程度続け、次男君はじじっ子になった。で、先日とうとうじじが帰ろうとすると、次男君がぎゃーと泣き出した。それから「じじが帰るときに泣く」が何回か続いたとのこと。
今や次男君にとっては、「妻>じじ>私」 というようなヒエラルキーになっていると思われる。それにしても孫に泣いてもらえるなんて、なんてうらやましいじじなのだろうか。