今日の日経の夕刊に、相続争いが特に遺産5000万以下のケースで増えている。ここ10年で5割増し。という記事が載っていた。
相続で絆が失われるのは残念
社会人になってから、金額の多少を問わず、相続がらみで兄弟や家族がバラバラになるケースを見てきた。兄弟姉妹仲が良くても、その連れ合いが絡みぐちゃぐちゃになることもある。また、親が死んでからだけでなく、死ぬ前からでもぎくしゃくするケースも多い。そういう事例を見るたびに、小さい頃は兄弟姉妹仲良く暮らしていただろうに、たかだか不動産とか金のために大切な絆が失われていくのは本当に残念に思う。
私は何もいらない
そういう事例を見てきたので、私は親兄弟に対して何もいらないと宣言している。兄弟(弟)とは関係良好なので普通にいけばもめることはないのだが、そういう種はなくしておきたい。それで兄弟家族がまとまればそれで良し。弟も全部はいらんと言うかもしれないが、私はいらんと主張する。
これから基礎控除が下がる
ちなみに、これから相続税の基礎控除が、「5000万+(法定相続人×1000万)」から「3000万+(法定相続人数×600万)」となるので、相続税を支払う必要が出てくる人も多いだろう。そうすると家を相続するのであれば、売却して現金化するケースも増えてくる。現金になると、自分の取り分を主張しやすくなるので、ますますもめる要素が増えてくるように思える。
いっそのこと相続税率を思いっきり上げて、相続財産を残さないという方向に持って行った方が、残されたもの達の争いの種がなくなるので、そのほうが皆にとって幸せなのではないかと思う。そういえば、以前、日経ビジネスかダイヤモンドの相続特集の結論は「相続するものがないのが残された者にとって一番良い」って結論だったなあ。
- 作者: 日本経済新聞出版社
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