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今日も「きみは赤ちゃん」を読む 出産育児でギクシャクする夫婦関係について ~読後感想②~

10.読書 絵本 02.夫婦

先日、夜中にぱらぱらとめくっている途中で力つきたので、息子君2歳が寝たあとの時間等時間を見つけては、「きみは赤ちゃん」著者:川上未映子を読んでいる。ちなみに、川上さんは2012年に息子さんが生まれたそうだ。私の息子君と同い年だ。ということもあり、うちの息子の時にはいちいちそんなことあったなあって思いながら読み進めている。

 

以下、未だ一回しか読んでいないけど、私の感想。

この本では、川上さんの息子の生まれる前から一歳になるまでの「感動」や「大変さ」等を包み隠さず書いてある。もちろん全く同じという訳ではないけれども、「うんうんそうだったなあ。」と共感することばかり。どんな人も初めての出産は初めての事ばかりだから、色々悩み苦しみ何とか育てていくのだなあ。

 

で、私がこの本で一番気になるのは、「父とはなにか、男とはなにか」と「夫婦の危機とか、夏」という章だ。内容は読んでいただくとして、私は、出産を経て、夫婦仲がギクシャクするのは、要は男が出産の大変さを理解出来ないことから来ていると思う。

 

もちろん「おれは働いている。家と子供は妻の仕事。」というような考え方の人は論外なのだが、家事や子育てに協力的ないわゆる「イクメン」と呼ばれるような今の20代30代男性もそのことを心から理解していないので、女性が頭に来るのだと思う。

出産までの体の変化、そして出産時の大変さ、その後の初期育児(母乳の場合の眠れなさ等)の大変さを考えると、それ以外の家事や育児を男が全部こなしたとしても平等とは言えない。それなのに少し家事を手伝ったくらいで、「俺は充分にやっている。」と言ったりしたり、周りから「そんなに手伝っていてえらい。」とか言われると、妻は「そんなの大したことないし、そもそも私が家事育児をやってもすごいなんて言われないし。」と怒るに決まっている。

 

ただ、男側から見ると、出産の大変さは体験出来ない。頭では「大変だ」と理解してたとしても、実感がない分のギャップがどうしても出てくる。自分は妻に対し最大限のケアをしたいと思っていても、知らないことへの配慮が難しい。

かくいう自分も家事育児をそれなりにやっていることで、色々な大変さが理解出来た面がある。2年前を思い返し、妻は大変だったなあと今思っている。従って、当時は良く分かっていなかった。当時「私ばっかり何でこんなに大変なのか」と妻は言っていたが、いまいちピンと来ていなかった。でも今は本当に大変だったなあと共感することが出来るようになった。

 

これを社会にどう伝えるか、川上さんの本を多くの人が読むこともその内の一つだが、男性に気づきを与え、男性社会を変えるには、やはり日経新聞の力が必要だと思う。川上さんが日経新聞に「出産と男社会」とかそういった観点から連載してくれないかなあ。「アベノミクス」という言葉が生きている内に、出来る限り今までの男社会じゃだめだよ。出産・子育ては夫婦で行うものだよ、ってのを刷り込んで欲しいなあ。

 

きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

 

 

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