共働育児人を増やすためには、残業ゼロ社会になる必要がある

家事は大変
昨年4月から子供を保育園に預け始めた。時同じくして妻が職場復帰したものの夜勤ありのシフト勤務となった。その結果必然的に私は妻と同等かそれ以上の家事を担うことになった。私は高校時代から、自分のことは自分でやらないと気が済まない性格で、料理以外のほとんど家事は自分でやっていた。更に、社会人になってから、一人暮らしをして、殆どの家事は抵抗なく出来る。
 しかし、今回家事の大部分(2歳の子供のお世話・掃除・洗濯・食事)をこなすようになって、相当な単純労働に加え、自分の時間がないストレスを感じることが分かった。ひたすら体を動かして作業してもなかなか終わらない。子供の世話家事全部やったらすぐに夜中になる。人の面倒までやるのは本当に大変だ。

主婦も大変
 そんな経験をした結果、主婦も大変だということが初めて分かった。「家に一日いて楽で良いなあ。」ではない。①家事+②一日中世話+③夫の世話をする主婦は、サラリーマンよりも大変だ。サラリーマンはある意味、仕事をこなせば良いだけのこと。前向きな目標のいくらでもたてられるし、周りに仲間もいる。一方、主婦は一日中の子供の世話+αでひと息つく暇もなく追いつめられる。こっちの方が全然大変だ。

共働きの場合
 更に共働きの場合はどうかというと、「夫:仕事、妻:仕事+育児+家事」というパターンの家庭が多いと思う。これは、単純に妻の負担が大きくなるパターンだ。保育園等を利用し、日中の子供の面倒はないにしても、主婦でも大変な家事・育児を働きながらこなさなければならない。これは相当な体力がないと厳しいし、自分の時間が全く持てずにストレスも溜まっていくだろう。夫婦で家事を協力する体制を構築出来なければ、共働きもきつい選択となる。一番良いのが、家事育児分担を50%:50%にすることだろう。男の方が体力があることを考えると、夫の方の割合を増やしても良いだろう。ちなみに我が家は夫の割合のほうが大きい。


残業禁止が多くを解決する
 夫婦で家事・育児を半分分担するためには、お互いに少なくとも週の半分は定時に帰り家事育児をしなければならない。今は未だ多くの会社が残業は当たり前というカルチャーを根強く持っていると思われる。従って、男女ともに育児が理由にせよ定時に帰ることへの心理的なプレッシャーは大きいだろう。また、残業している=頑張っているという文化も根強いと思われる。そうなると昇進という点でも残業しないことで不公平に取り扱われる可能性は高い。
 そこで、労働人口減をカバーするために共働きを増やしたいのであれば、「残業なし」が標準となる社会に思い切って舵をきる必要がある。
そうすることにより
①家事育児を分担することが可能
②同じルールで評価出来るのでより公正な人事が可能
となる。そこまでやれば相当な成長戦略となると思うが、まあすぐには実現は難しいだろうなとも思う。ただ人口動態は年々変化し生産労働人口は減少している訳で、近いうちに自然と社会の方向性が共働きに変わってくるだろう。その時に備えて個人レベルでも、残業なしの働き方を身につけていく必要はあるだろう。

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