日経DUALという共働きの情報サイトがある。働くママパパに役立つ情報サイトとのこと。共働きの私も、面白そうだなあと会員登録してみた。会員登録後、メルマガが送られてくるようになった。今日の6:10に送られてきたメールを出勤途中の電車の中で見て、おもわず「ん」と唸ったしまった。
投資信託って共働きとどう関係があるの?
まず、目に飛び込んできたのが、【厳選6本!まずはコレだけは読んで】という見出しだった。順に並べると、
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家族の理解がないまま、パートとして職場復帰した理由共働きにとって「タブレット通信教育」は福音か?
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男女の役割差を国際比較さすが北欧、キツイ日本
とここまではまあ分かる。で、次
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今さらですが、投資信託ってどうやったら買えるの?
んんん???なぜここで投資信託。まあ百歩譲って共働きのマネー戦略ってことなのだろうけど、唐突感は半端ななし。証券会社からのステマだろなと推測。
あとは、
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パパが買うおもちゃ妻と子どもを喜ばせた成功例
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新生活開始!早くも小1の壁にぶち当たった。
で、この6記事が、厳選されたこれだけは読んでという記事だそうだ。ってちがうだろ。どこが厳選だよ。と通勤途中の私は、マスクの中の口をもごもごさせながら唸っていた。
日経DUALってなんなんだと思って、基本的な考え方が乗っているページを探してみた。編集長さん(1976年生まれの女性)のコメントをみると
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日経DUALは、仕事と子育てが両立しやすい社会を目指す。
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仕事と育児の両立の難しさは、各家庭に留まる話ではなく、日本全体の課題。
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硬直的な長時間労働の慣習を見直すことで、制限のある働き方への理解につながる。
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仕事と子育ての両立の困難さは、日本の労働人口減少・経済縮小の一因
「うんうんそうだ。それこそが私が今後改革をしていきたいことだ。」と共感した。がしかし、その記事の下のスポンサー欄
- 三井不動産レジデンシャル
- 積水ハウス
- 大和証券グループ
- チューリッヒ生命
まあ、そういうことです。ただで記事はかけません。スポンサー様がいてこそです。私もサラリーマンの端くれそのくらいは理解出きます。
ただねえ。こっちは共働きで子供を育てるのに真剣なんですよ。共働きでぎりぎりの生活をしている人は皆そうですよ。で、天下の日経さんが共働きの情報サイトを作ったってことで、みんな期待してサイトにアクセスしている訳です。時間もない中アクセスしているのです。それなのに、露骨なステマはないのではないか。せめてPRって文字つけません?
年収700万円台の共働き夫婦で6500万の物件って無理でしょ。
酷いのは、「山手線駅近に6500万円の家を買いたいワケ」という記事で、世帯年収が700万台の人が6500万の物件を買うか悩んでいるという記事。相談されたプロの人は、厳しいとはアドバイスしつつ、最終的には「リスクを承知の上で購入したいのであればお二人の決断にお任せします。と消極的ではあるもののGOサインを出す結果となった。」と結んでいる。
これは酷いよ。プロだったらだめだって言わないと。6500万の物件かったら、今の低金利時代だって、10万後半くらいは月々かかる。それで生活出来るのか?子供をちゃんと育てられる金を確保出来るのか?はっきり言って無理でしょ。
「共働きで子育てを応援する」って言っているのに、その結論はないよ。それは無謀だと答えるべきでしょ。いくら近所に親がいるからってそれはないよ。親の近くでもっと安い物件を探そうってのがアドバイスじゃないのかい。金利が上がったらどうするのさ。プロのアドバイスじゃないよそれは。
という具合に、期待してアクセスした日経DUALですが、経済優先の日経臭がぷんぷん漂ってます。
で、最低もう一つそもそものスタンスで言いたいことがあるので、記事がまとまったらアップします。