第一の掟では、人生100年時代は、健康第一が最優先と述べたが、今度は第二弾。働き方について述べたい。
人生100年時代のサラリーマンは、大体20歳前後から70歳過ぎまで、場合によりもっと長い期間働くことになる。従って、働いている期間は50年以上になる。
今から50年前は1964年。東京オリンピックの時代。その当時あった会社は今どのくらい残っているだろうか。また、その頃培ったスキルは今も通用するのか。当時よりも現代の方が技術革新目覚ましく、スキルが陳腐化する期間も短くなっているというのが現状もある。
50年食べて行くためにはどうすれば良いのか。
ヒントは昨年のベストセラーのリンダ・グリットン著「ワーク・シフト」にある。そこで述べられているように、「専門的技術を連続して取得していく。」こと、これが50年食べ続けるためのヒントになると思う。
「専門的技術を連続して取得する。」とは、例えば、企業で働く→30歳で1年間長期の旅行やボランティア活動→企業で働く→40歳で1年間別の専門分野の仕事→50歳で新しい事を1年間する→起業する、という感じで定期的に新しい事を継続的にインプットしていくこと。まとめると「仕事に専念する期間と仕事を中断しての長期の旅行やボランティア活動をを優先される期間を交互に経験しながら、仕事のエネルギーや技能を高めて行く。」そんな働き方もあるのではないかと言うのがリンダ・グラットン氏の主張。
実際に節目節目で自己研鑽のために皆が1年休めるような社会にすぐになるとは思わないが、仕事のペースを落として、自分を高める時間を確保することくらいはするべきだ。時には、実際に転職や起業も視野に入れて、新しいチャレンジも考えられる。長い仕事人生を乗り切るためには、何回もチャレンジが必要となる。
そう考えると、「最初の3年で仕事人生が決まる。」なんてことはあり得ない。まだまだ先は長いし、30代でも40代でもまだまだチャンスはある。
とここまで書いたけど、ほとんどリンダ・グラットンさんと同じ主張になってしまった。自分の視点をもっと掘り下げてまた書きたいと思う。